■ハワイは家族旅行に、様々な世代から好評■

　日本旅行業協会（JATA）が大手旅行会社5社に実施した夏休み（7月1日～9月30日）の海外旅行販売動向調査で、人気の方面は1位がハワイ、2位が台湾、3位がグアムとなっていることが分かった。

　海外旅行の予約人数は7月が前年比7.7％減、8月は15.9％減、9月が31.5％増となっている。JATAによればお盆休みよりも、日並びの良いシルバーウィークに需要がシフト。9月はすでに予約が取れない出発日も出てきている、という。

　商品別の傾向は、シングルチャージが不要なプランを中心に独り旅が好調。加えて、祖父母がスポンサーとなる3世代での旅行や、祖父母と孫での旅行なども増加している。

　JATA会員各社381社の営業、企画、カウンターなどの担当者453名に実施したアンケートでは、ハワイと台湾は時期によって1位と2位の入れ替えがあるものの安定した需要があり、ハワイは家族旅行だけでなく、様々な世代から好評。台湾は、女性グループでの需要が増加傾向にあるという。

　3位のグアムは昨年の4位から上昇し、3世代旅行などファミリー層からの人気が高い。このほか、昨年13位のタイが5位、12位だった豪州が10位にランクイン。タイはファミリーでのプーケット訪問やグループでのバンコク訪問が増加。豪州は安全なイメージが強く、学生の人気が高い。

　このアンケートはジェイティービー、ANAセールス、近畿日本ツーリスト、阪急交通社、日本旅行の5社を対象に6月上旬に実施された。5社のパッケージツアー申込予約の前年比の数値をもとに、JATAが取りまとめた。

◎日本旅行業協会（JATA）
ウェブサイト：www.jata-net.or.jp