ウォルマートから月＄30のプリペイド携帯

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ウォルマートから月＄30のプリペイド携帯

熾烈な携帯電話界のシェア争い

世界最大の米小売チェーン「ウォルマート・ストアーズ」から、低価格のプリペイド式携帯電話サービス「ストレート・トーク」がこのほど登場した。月額＄30と＄45の2種類あり、全米の約3200店舗限定で販売。機種は韓国製LG電子やスウェーデンのモトローラ社製から、好きなモデルを選ぶことが可能で、価格は＄56.99からとなっている。

「ストレート・トーク」で、月額＄30ドルの定額プランの場合、通話は1000分まで、パケット通信は1000回分のテキストメールの送受信と最大30MBまでのインターネット接続が料金に含まれている。月額＄45のプランでは通話時間やメールの送受信、インターネット接続のすべてが無制限とかなりお得だ。

米国では、iPhoneなどの多機能携帯電話を除けば、携帯通信サービスの売り上げは伸び率が鈍化している。そんな中でのチャレンジだが、ウォルマートはこれまで多くの分野で、豊富な品揃えの低価格商品を登場させて競争相手を圧倒するカテゴリー・キラーとして知られている。今後、携帯電話サービスでは、携帯各社の直営店より、ウォルマートのような大型小売店や独立系販売会社を経由した販売の比率が高まるとみられている。

日本でも携帯電話界のシェア争いは熾烈で、すでに出尽くした感もあるが、iPhoneなど多機能携帯電話の登場で米国でもホットな争いが始まっている。Tモバイルも米インターネット検索大手グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載した「G1」で追随。米携帯電話最大手のベライゾン・ワイヤレスと米携帯端末大手モトローラは、グーグルの携帯端末向け次世代基本ソフト（OS）「アンドロイド2.0」を搭載した「ドロイド」を開発するなど、日常生活でも切り離せない携帯電話だけに当分、目が離せそうにない。