他のプリンス系ホテルでも実施

2006年10月のハワイ島沖地震による被害で約150億円をかけて改装された「マウナケアビーチホテル」が、ハワイ州誕生50周年に合わせた個人旅行者向けの特別宿泊プランをこのほど設定した。系列のハワイプリンスホテルワイキキ、ハプナビーチプリンスホテル、マウイプリンスホテルでも同様に設定し、2泊以上すると偶数泊目の宿泊料金が50ドルとなる。マウナケアビーチホテルでは、対象となるのが1泊700ドルの部屋だけに、かなりお得な特別プランだ。

同ホテルでは、昨年12月20日のソフトオープン以来、個人旅行者を中心に日本人の宿泊数が200泊となるなど好調。ただし、宿泊者はリピーターが多かったため、今後はパッケージツアーをターゲットに新たな顧客層を取り込むことを計画している。夏休みに向けてファミリー層が増えると見込まれていることから、パッケージツアー参加者が利用しやすいように、コネクティングルームを充実させ、ビーチへのアクセスの良さや子供向けのゲームなどを打ち出すことになっている。

ハワイではプライベートビーチがなく、すべて公共のビーチのため、厳しい飲酒禁止などのルールが設けられているが、ハワイ島のマウナケアビーチホテルは過去の歴史から法制定前から優遇措置を受け、ハワイでは珍しくビーチ上にダイニングがある。毎週土曜日には「クラムベイク」というシーフードビュッフェを開き、好評。子供向けのサービスも拡充され、ワインテイスティング用のマシンも導入されるなど、ユニークなサービスも話題になっている。

◎マウナケアビーチホテル
住所：62－100 Mauna Kea Beach Dr., Kamuela, HI 96743
電話：（808）882－7222