車を運転中の携帯電話は7月1日から使用禁止
初回反則金は$67、再犯の場合は最高$500
車を運転中に携帯電話などの使用を禁じる条例案にムフィ・ハネマン・ホノルル市長が署名したことで、7月1日から施行されることになった。携帯電話のほか、携帯メールの送受信、携帯ゲームのほかデジタルカメラ、ビデオゲーム、ラップトップコンピューターなどの電子機器も運転中の使用を禁止。手に持たなくても通話可能なハンズフリー装置による電話は使用できる。また、緊急時の911番(日本の110、119番)通報に限り、携帯電話の使用は許可されているほか、旅行社などでよく使われているハンズフリーの無線電話も業務目的に限り許可される。
対象となるのは、当面、オアフ島内で車を運転するドライバーで、反則金は初回が$67。再犯の場合は最高$500の反則金が科せられる。赤信号や渋滞で停車中の場合も、禁止対象となっている。日本から来られた観光客がレンタカーで運転中も当然、取り締まり対象なので、お気をつけください。詳細は、下記ホノルル警察のHPをご参照ください。
日本では、すでに新道路交通法で禁止されているが、施行前と後では事故発生件数に大きな差が生じた、と日本のメディアでは報じている。また、日本の警察庁は「実施された翌月は、運転中の携帯電話使用を原因とする交通事故により死亡または負傷したケースの数が、前月と比べて75%も低下した」と発表。事故の内訳を見ると、「運転中の携帯電話関連で事故を起こしたドライバーの内、25名は受けた電話に応答しようとして、11名は電話を掛けようとして、9名は実際に会話中であった」となっている。また、「携帯電話に現れるメッセージを読もうとしてセンターラインを超えて起こす事故やカーナビを見ていて事故を起こした」ケースもあった。
ハワイでよく見かける危険なケースとしては、赤信号で停止していた後、青信号に変わったと思って車を発進したり、横断報道を渡ろうとすると、赤信号を平気で無視して横切る車が多いこと。その場合、ドライバーを見ると、携帯電話で話し中ということが多い。やはり、運転中は携帯電話のスイッチを切っておくことですね。
◎ホノルル警察
HP:www.honolulupd.org