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日本航空が39億円の黒字転換も10月からまたサーチャージ値上げへ

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高すぎる日系航空会社? 全日空はハワイ線4万4000円に

2009年3月期第1四半期(2008年4月1日~6月30日)決算で39億1400万円の黒字に転換した「日本航空」ですが、原油価格の高騰で燃油費が増加し、路線縮小だけでは補填できないため、10月以降の「燃油サーチャージ」を値上げする見込み、との方針であることがこのほど明らかになりました。ただ、値上げ水準については、「今までのような上昇率で値上げするのは観光需要を考えると難しいため、慎重に検討したい」と同社関係者。ちなみに、前年同期は85億4600万円の赤字でした。

ハワイなどへの海外旅行の際に徴収される「燃油サーチャージ」への不満が、日増しに高まっています。世界的な原油高は仕方がなく、利用者もしぶしぶ納得はしているようですが、問題は価格差。全く同じ区間ながら、航空会社ごとに料金に開きがあり、なかでも「日系航空会社はどうして高いのか?」という批判的な声も上がっています。

たとえば、現在、成田-ホノルル路線で比較すると、日本航空と全日空、ユナイテッド航空の3社が往復4万円であるのに対し、ノースウエスト航空は3万円、チャイナエアラインは3万3000円となっています。「燃油費の増加が航空会社の自助努力だけでは限界があることは理解できるが、日系航空会社と外国の航空会社の差は説明がつかないのでは・・・」と指摘されるのも無理はありません。仮に、「航空各社の体力や搭乗率によって差が出るのはやむを得ないとしても、やはり日系航空会社のサーチャージは高すぎる。日系航空会社はもっと経営努力すべきだ」という声もあります。

なお、全日空は18日、ハワイ線のサーチャージ代を10月から4万4000円にアップすることを決めました。

燃油サーチャージ代の値上がりで、世界有数の観光地ハワイもお盆休みというのに、ワイキキで見る日本人観光客の姿は例年になく少なかったように思います。さて、この燃油サーチャージですが、みなさんはどう思われますか?

 

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