スマトラ虎の飼育ゾーンでリニューアル工事完成
ホノルル動物園の人気モノの生態がより分かりやすく
今年開園60周年を迎える「ホノルル動物園」で、絶滅の危機に瀕しているスマトラ虎の飼育ゾーン・リニューアル工事が11月19日(月)に終了することになりました。ホノルル動物園はワイキキの東側にあるカピオラ二公園沿いに約17万㎡の敷地を持ち、ワイキキのホテル群から歩いて行ける便利な距離にあることから、子供連れのファミリーに人気の観光スポット。今年8月から行われていたスマトラ虎舎が改装されたことで、また新たな楽しみが増えましたね。
ホノルル動物園では2005年の11月、絶滅の危機にさらされているスマトラ虎を、インディアナ州のフォート・ウェイン・チルドレンズ動物園から譲り受けました。スマトラ虎は5種類ある亜種(ベンガル虎、シベリア虎、アモイ虎、インドシナ虎)の中でも最も小さい種。世界中でも、野生で400~500頭、動物園にはわずか200頭ほどしか生存していないと言われています。ホノルル動物園内には現在3頭のスマトラ虎がおり、それだけにメスのクリッシーとオスのベラニとの間に赤ちゃんが産まれることが期待されています。
改装前のスマトラ虎舎には、1頭ずつしか収容できませんでしたが、今回21万ドルを費やした工事後にはメスの2頭にはそれぞれのテリトリーが与えられ、オスはその2つを交互に行き来することができるようになるそうです。新しい飼育舎はガラス越に見えるようになっている部分と水浴びができるプール付き。スマトラ虎が本来生息する熱帯雨林風の造園で、来園者はスマトラ虎本来の生態をより詳しく知ることができるようになっています。
◎ホノルル動物園
住所:151 Kapahulu Ave. Honolulu HI 96815
開園時間:9:00AM~4:30PM (ケイキ・ズーは4:00PMまで)、閉門は5:30PM
入園料:一般(13歳以上)$8、ハワイ住民(13歳以上、ID提示)$4、子供(6~12歳)$1、5歳以下無料(ただし大人の同伴が必要)
電話:(808)847-8291(日本語ライン)
閉館日:クリスマス
アクセス:ワイキキの主要ホテルから徒歩5~20分。車の場合はカパフル通り沿いとカピオラニパークのメーターパーキングかワイキキ・シェルの駐車場を利用
ホームページ:http://www.honoluluzoo.org
Photo:COURTESY OF THE HONOLULU ZOO SOCIETY