ハワイ島で今朝M4.3の余震続く
被害は報告されず 当面は静観が必要
ハワイ時間10月17日(火)午前5時26分、一昨日M6.7(6.6から当局が修正)の強い地震が発生したハワイ島北西沖の同じ震源地でマグニチュード4.3~4.4の地震が発生しました。約90分後にはM3.6の余震も続いてありました。この余震による被害は今のところ報告されていませんが、現地ハワイ島の知人の話では体に感じる比較的大きな余震だったようです。昨日は体に感じる余震はありませんでした。当面は静観が必要のようです。
オアフ島などはほぼ平常に戻っていますが、ハワイ島では本日午前7時の時点で、島内にある次の道路が閉鎖され、北部と西部の学校で休校となっています。
◎ハイウエー11号(アコニ・プレ・ハイウエー):全面通行止め
◎ハイウエー19号(ハワイ・ベルトロード / ハマクア・コースト):閉鎖地点で迂回路を設置し通行可能
◎ハイウエー250号(コハラ・マウンテン・ロード):閉鎖地点で片側通行
時間の経過とともに、次第に被害状況が明らかになってきていますが、震源地に近いハワイ島では一昨日の地震でカイルア・コナ、コハラ、ワイメアで道路の陥没や亀裂のほか、学校や教会が半壊するなどの被害が報告されています。ハワイ諸島全域で大停電に見舞われましたが、幸い今のところ死者はなく、けが人が計25人となっています。
現在までに判明しているだけで被害額は4600万ドル(約54億3000万円)と推定されていますが、今後、被害状況が明らかになるに伴って、さらに膨れ上がると予想されています。これを受けて、ブッシュ大統領は同日、ハワイ州を重要災害地域に指定し、復興に向けて連邦政府が必要な支援や援助を差し伸べることが決まりました。
また、地元TVなどの一部報道によると、復旧に時間がかかりすぎたことや、復旧されたエリアの順番に何らかの政治的な配慮があったのでないかと問題視されています。
※なお、写真は現地の知人から送られてきたハワイ島のカイルア・コナの中心にあるキング・カメハメハ・コナ・ビーチ・ホテルと周辺の地震当日の様子です。
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