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ハワイ沖を漂流中の漁師を12日ぶりに救助

(地元TVより)

(地元TVより)

■漂流中、採った魚を食べ「寿司バーほど、おいしくはなかったよ」■

 先月下旬、いつも通り、モロカイ島から独りで海に出た漁師のロン・イングラハムさん(67)の小船のマストが折れ、ハワイ沖を小船で漂流していたが9日、ホノルルから約103kmの海上で12日ぶりに救助された。ロンさんは、飢えや乾きが激しく、衰弱していたが、命に別条はなかった。

 さる27日、救難信号が発信されたことで、マウイ島の沿岸警備隊が船やヘリコプターで5日間にわたって海上を捜索。当時、海上は悪天候に見舞われ、高さ5~6mの高波が押し寄せていた。沿岸警備隊は、残念ながら状況からロンさんの小船は沈没したと判断。今月1日に捜索を打ち切っていた。

 地元TVによると、捜索打ち切りを知らされたミズーリ州に住む息子のザカリーさんは「タフな父は、まだ死んでいない」と、無事を祈り続けていた。無線をかろうじて修理できたロンさんは9日朝、再び救難信号を発信。これを受信した沿岸警備隊の要請で、ホノルルの南約103km辺りにいた海軍の駆逐艦を出動させ、マストが折れ、予備の帆で漂流する小船を見つけた。

 無事に救助されたロンさんは衰弱していたが、「自分の船と一緒に帰りたい」と話したことで、小船は沿岸警備隊が係留して帰還できた。ロンさんは地元TVのインタビューに対し、潮に流され、漂流している間は採った魚を食べていた、という。でも、「寿司バーほど、おいしくはなかったよ」と、冗談を言う余裕も見せていた。

 

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