ハワイアン航空が6月末で福岡-ホノルル線運休
■就航2年で事実上の撤退へ■
全米の航空会社で10年連続定時到着率1位に輝く「ハワイアン航空」は2014年6月30日の運航で、福岡-ホノルル線を運休することを決めた。ホノルル発のHA453便は6月29日、福岡発のHA454便は6月30日が最終便となる。
2012年4月の運航開始から2年あまりで事実上の撤退となる。当初、福岡便は搭乗率80%を目指していたが、昨年は57%だった。同航空では、「この2年の間に様々な業績改善のための努力を行ったが、今後の運航を続けるには、十分な乗客数の増加が見込めないと判断した」と、コメントしている。
福岡-ホノルル便は、デルタ航空も現在、1日1往復を運航中。搭乗率は67%だが、デルタ便はハワイアン便より座席数が少ない。地元福岡市はデルタ航空に今後、より大きな機体への変更やピーク時に臨時便を飛ばしてもらえるように要請する、という。
すでに2014年6月30日以降の福岡発の航空券を予約、購入済みの場合、順次、ハワイアン航空から連絡、予約の変更、振替便の手配などの対応をする、としている。
ハワイアン航空の福岡-ホノルル線は 2012年4月に就航し、デイリー運航をしている。今回の決定で、ハワイアン航空の日本路線は、羽田線のデイリー、関空線のデイリー、仙台と新千歳線の週3便と、週17便体制での運航となる。