日本航空がハワイ線のサービス拡充
■機内食やサービスを向上■
日本航空は9月1日から、日本発着のホノルル線で機内食を一新して充実させる。また、10月からは機内や現地ホノルルでの新しいサービスを展開。ビジネスクラスにシェルフラットシートを導入し、個人運賃と特典航空券の利用者にはJALパックの「レインボー・トロリー」無料乗車特典を付けるなど、顧客満足度の向上を目指す。
機内食の新コンセプトは「空の上のレストラン」。ホノルル線では、成田、中部、関空発のビジネスクラスについて、シェフの山田チカラさんが和食と洋食の メニューを考案。エコノミークラスでは、一流シェフが高級食材を使用して手がけるメニューを立ち飲みスタイルで安価に提供して人気を得ている「俺のフレン チ」「俺のイタリアン」とコラボレーションした。
羽田発便の新サービスでは、23:40という深夜の出発であることからゆっくり休めるように、離陸直後の機内食を取りやめ、着陸前の朝食を充実させる。ビジネスクラスにはシチリア産ブラッドオレンジジュースから始まる「爽朝食」を用意し、エコノ ミークラスではすでにお伝えしたように、ハワイや日本で店舗展開するハンバーガー店「クア・アイナ」が監修したサンドイッチを提供する。
10月1日から、ホノルル到着前の化粧直しなどに利用可能な女性専用のパウダースペースを機内に設置。エコノミークラス後方の4席をカーテンで囲い、授乳スペースとしても利用できるようにする。さらに、成田発3便のうち、19時台に成田を出発するJL786便と、13時台で最も成田に早く到着するJL785 便は、子供への負担が少ないことから、未就学客の利用増を狙い絵本や玩具を充実させる。
このほかの新サービスとして、個人運賃と特典航空券に対してJALパックの「レインボー・トロリー」でアラモアナルートの無料乗車特典をプレゼント。「JALOALOカードプログラム」の特典に追加する形で、すでに8月29日午後2時から、HPで受け付けを開始する。
プロダクトでは、羽田と中部、関空発の全便と、成田発3便のうち1便について、ビジネスクラスにシェルフラットシートを搭載。残る成田発2便も、将来的に新シートに置き換える。
さらに10月1日から日本発便、ホノルル発便それぞれに、搭乗時と降機時に、ハワイ出身で世界的に活躍するウクレレ奏者のジェイク・シマブクロさんに作曲と演奏を依頼したオリジナルの曲でリゾート気分を盛り上げる。
◎日本航空
HP: www.jal.co.jp