「スティーヴン・タイラー」法がハワイ州上院で可決
■セレブをパパラッチから守るユニークな法案■
セレブのプライバシーを保護することで安心してハワイを訪れることができるようにすることを目的とした通称「スティーヴン・タイラー法が3月5日、ハワイ州上院で可決された。賛成23、反対2の大差。次に、同州下院で審議されるが、おそらく可決されるだろうと見込まれている。
スティーヴン・タイラー法は、ハワイで休暇を楽しむセレブがパパラッチのような行き過ぎた取材陣たちからプライバシーを守るようにするもの。ロックバンド「エアロスミス」のスティーヴンは昨年12月、マウイ島に購入した家でバカンスを楽しんでいた際、何度もパパラッチに写真を撮られ、これ以上耐えられないと今年2月にハワイ州議会へアンチ・パパラッチ法案を提案した。ハワイのアートを世界に広めることに貢献しているという理由から、通称「スティーヴン・タイラー法」と呼ばれ、人気歌手のブリトニー・スピアーズやミック・フリードウッド、オズボーン・ファミリーらも書面で支持している。
スティーヴンは先月行われた公聴会で、写真を撮影されることは仕方ないが、「自分の家でシャワーを浴びたり、服を着替えたり、子供たちと楽しい時間を過ごしている時、パパラッチたちが望遠レンズで写真を撮り、その写真が雑誌に掲載されたのを見て、心が傷ついた」と、証言していた。この法案が成立すれば、セレブたちがのんびりとハワイ休暇を楽しめるようになり、観光地ハワイに好影響をもたらすのでは、といわれている。