■大多数の日本人の憧憬イメージ■

日本人が老後に住みたい世界の都市のトップは「ハワイ」だったことが、ホームアドバイザー会社の調べでこのほど明らかになった。最も多かったのは「ハワイ」で13.3％。理由は「温暖な気候」が１番で、 「穏やか」「楽しそう」「のんびりしている」といった雰囲気が2番、「日本語が通じる」が3番だった。

ハワイがトップだったことに関し、同社では「老後は都会の喧騒を離れ、暖かい土地でゆったりと過ごしたい。ただ、なるべく生活様式は変えたくない、というのが大多数の日本人の憧憬イメージなのだろう」とみている。

2位以下は、「沖縄」が6.9％、「東京」が6.1％、「シドニー」「神奈川」がそれぞれ2.1％、「北海道」が2.0％で続いた。日本への近さ と物価の安さで海外移住先として注目されている東南アジアは「バンコク」が1.7％、「バリ島」が1.4％で、割合としては低いもののトップ10にランク インした。

この調査では、20代以上の男女に「老後に住みたい国」をアンケート調査。20代から60代以上までの全世代で「日本」が40％前後 の支持を獲得し、トップだった。2位も全世代を通して「米国」だったが、40代は23.6％と高かった一方で、20代（12.6％）や60代以上（11.4％）は 10％台前半と、年代によって傾向が異なった。