ハワイがビーチリゾートで一番人気
■H.I.S.がゴールデンウィークの海外旅行動向発表■
今年のゴールデンウィーク(4月27日~5月6日出発)は、ハワイがビーチリゾートでは最も人気が高いことが、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)がこのほどまとめた海外旅行動向で明らかになった。シティとビーチリゾートを総合したランキングでは、ソウルが1位で、ホノルルが2位。なお、昨年は東日本大震災直後だったことで、データは2010年との比較。
ハワイがビーチリゾートでは約1.5倍と大きく前々年を上回った。特に、関西国際空港と福岡空港発のハワイアン航空の新規就航などを背景に、西日本からの需要アップが強い。ビーチリゾートのランキングでは、2010年に引き続きホノルル・オアフ島、グアム、バリ島が1位から3位。4位は2010年に5位だったサイパン、5位は2010年に8位のケアンズがランクアップしている。
今年のGWは最大9連休(有給休暇2回)という日並びの良さなどから、ヨーロッパ方面が約130%と好調に推移。GWが始まる4月27日と28日が出発日のピークとなっている。一方、アジア方面への出発は後半の5月3日に集中している。
年代別では、全体の予約者数に占める各年代の割合において、他の年代に比べて60代の割合が伸びている。同社では「退職された団塊世代前後の旅行需要が高まってきている」とも考えられている。
GWの座席供給数は、成田、羽田ともに2010年度以降の羽田空港の国際線拡張やLCCの新規就航、震災からの需要回復を背景に約10%アップ(前々年比)している。今後、間際にGWの駆け込み需要もあり、さらなる伸びが期待できる、という。