■円高や航空座席の増加で10月以降プラス■

大手旅行7社の海外募集型企画旅行について日本旅行業協会がまとめた取扱実績によると、ハワイが3カ月連続で2ケタアップと好調に推移するなど、10月から12月はいずれも前年を上回る2ケタ増となったことが28日までに明らかになった。

方面別ではハワイが好調で、中国を除くアジア方面など近距離方面も大幅な伸びを見せた。くアジアでは韓国、台湾、香港・マカオで3ヶ月連続2ケタ増。なかでも台湾は10月が80.9％増と大幅にアップした。平均すると、10月は前年比17.2％増、11月は13.2％増、12月は14.9％増だった。

一方、2012年1月から3月の予約状況は、ハワイとアジア方面がやはり好調で、ハワイは円高や航空座席供給量の増加がプラス要因となり、3ヶ月連続で2ケタ増となっている。全方面合計で1月は2.6％増、2月は13.0％増、3月は4.2％増となった。

この調査は1月初旬、ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、阪急交通社、エイチ・アイ・エス、ジャルパック、ANAセールスの7社で実施された。