■ハワイ州内や日本国内でも提携へ■
日本の羽田、関空に直行便を飛ばし、来年4月から福岡便を就航させる「ハワイアン航空」が、「全日空」と共同運航(コードシェア)を行うことを検討していることが18日までに明らかになった。羽田-ホノルル、ハワイ州内と日本国内が対象で、10月30日から来年3月24日までの冬期スケジュール中にスタートさせたい意向のようだ。実現すればマイレージなどでも互換性が高まることから注目されている。
共同運航便は、一つの定期航空便に複数の航空会社の便名を付与して運航される便。事実上、同一便の複数社による販売形態ともいえるもの。両社は昨年10月に提携し、コードシェアだけでなく、マイレージプログラムの互換性の実現などに向けて検討していた。
ハワイアン航空は待望の羽田直行便の初就航を果たして以来、日本国内での地方需要の獲得に強い関心を示し、共同運航を希望。ハワイではホノルル、コナ、ヒロ、カフルイ、リフエ各線はハワイアンが運航し、全日空便名を付けることを計画。羽田-ホノルル便のほか、日本国内の羽田、広島、鹿児島、大分、那覇、伊丹、関空、新千歳、福岡各線は、全日空が運航しハワイアン便名を付けることも模索されている。