世界最大の「ユナイテッド航空」サービス向上へ
■5.5億ドルを追加投資■
世界最大の「新ユナイテッド航空」は26日までに、5億5000万ドルの追加投資を行い、収納スペース拡大などをはじめとする旅客サービス向上を図ることを決めた。ユナイテッドとコンチネンタル両航空が合併し、名実ともに世界をリードする航空会社を目指す重要な取り組みの一環として実施する。
長距離路線用の航空機に、新フラットベッドシートを追加搭載。これを搭載した航空機数は、米系航空会社で最多となる185機にアップさせる。また、足回りのスペースが広いエコノミープラスシートを300機に導入し、全850機とする計画。さらに、150機以上の航空機内の頭上収納スペースを約2倍に拡大する。
また、200機以上の航空機にWi-Fiブロードバンド接続を導入。ボーイングB747-400型機にはワイヤレスストリーミングビデオを導入する。米国内の長距離路線に就航するプレミアムサービス用航空機には、フラットベッドシートやエコノミープラスシート、オンデマンド型オーディオとビデオ、Wi-Fiを導入する。
来年には、ボーイングB787型機を含む25機の新機材も導入する計画で、引き続き機内だけでなく、地上でのサービス向上も随時実施していくことになっている。