■きょう3日午後6時からワイキキで盛大に■

7月4日米国の「独立記念日」を祝い、ホノルル市長主催のパレードが3日午後6時から、ワイキキで盛大に行われる。パレードはフォートデルッシーを出発し、メインストリートのカラカウア通りを経て、カピオラ二公園に至るまで約1時間を予定。同7時15分から、無料の屋外映画鑑賞会「サンセットオンザビーチ」もワイキキビーチの東側にある動物園寄りのクイーンズサーフビーチで実施される。

パレードを彩る、1836年にキングカメハメハ3世が創設したハワイ王朝時代から続く米国で唯一の王朝バンド「ロイヤルハワイアンバンド」が今年創立175周年を迎える。例年以上に、力強い音色で華やかに盛り上がることが予想され、その他にアフガニスタンやイラクでの任務を無事に終えた米軍メンバーなど60グループ以上がパレードに参加する。

サンセットオンザビーチで上映される映画は、今年4月にリリースされたばかりでハワイの英雄、ティーンエイジャープロサーファーのべサニー・ハミルトンさんのドキュメンタリー「Soul Surfer」。2003年にカウアイ島でサーフィン中、鮫に襲われ、左腕を失ったハミルトンさん。事故のショックやトラウマを抱えながら、強靭な精神力で1カ月後には再び海に戻り、今もプロサーファーとして活躍している。

パレードには、ハミルトンさんと映画で主役を演じた女優のアン・S・ロブさんも参加。きょう3日の日没は午後7時18分、ワイキキを黄金色に染めながら、ビーチの上に設けられた特大スクリーンで上映される。心地よい開放感に包まれながら、のんびりと楽しんでみては？