アートの祭典「ハワイのモダンマスターズ」

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アートの祭典「ハワイのモダンマスターズ」

11/18～12/6、ワイキキのラグジュアリー・ロウ

ハワイで最も贅沢なワールドクラス・ショッピング・エリア「ラグジュアリー・ロウ・アット2100カラカウア・アベニュー」で11月18日から、毎年恒例となっているアートの祭典「ハワイのモダンマスターズ」が行われる。エキシビションは午前10時から午後10時まで。入場無料。12月6日まで。

期間中、各ブティックには、地元ハワイを代表する有名アーティストの作品の数々が展示される。初日の18日午後6時から2時間、アーティストを迎えてのオープニングレセプションが実施される。一般の参加も可。

展示参加ブティックは、ティファニー＆Co.、コーチ、イヴ・サンローラン、シャネル、グッチ、トッズ、ヒューゴ・ボス。

■ティファニー＆Co.

ダイアンKWと彼女のコラボレーターが共同でデザインした３次元の陶芸彫刻を展示。作品はマサチューセッツ州のミミ＆マーキュリー・ギャラリー、ホノルルのコンテンポラリー・ミュージアムやハワイ州立美術館にも展示されている。ダイアンKWの彫刻デザインは彼女の心を表現し、庭やお店、道で見かけた記憶の断片を粘土の上にのびのびと描き彫刻。数日から何カ月もかかる複雑なデザインであるにも関わらず、図案、設計、型板は一切使用していない。

■コーチ

バーニス・アカミネ、メイ・イズミ、ミッシェル・カスコヴィッチ、ローリー・ウエハラのミックスメディア彫刻を展示。この４人のアーティストは、かなり頻繁に今日の社会的問題、環境問題を作品のテーマとして取り扱っている。バーニス・アカミネはガラス、ミックスメディア、抽象的作品、ハワイや花が題材の作品やユニークな彫刻で知られている。メイ・イズミは、陶芸、ミックスメディア・ファンタジー、風変わりな動物作品で有名。ミッシェル・カスコヴィッチは、ファウンドオブジェクトを用いて壁掛け彫刻や独立型彫刻を創作しており、自作の詩を添えたものも多い。マルチメディア・アーティストのローリー・ウエハラは、「おもちゃ」をテーマとした彫刻を展示する。

■イヴ・サンローラン

スコッティ・フラムによるミックスメディアの抽象画を展示する。彼女の作品はホノルル・アカデミー・オブ・アーツ、ホノルル、シカゴ、東京のロイズ・レストラン、米国内のノードストローム他、世界中の個人コレクション、パブリックコレクションに数多く愛蔵されている。

■シャネル

ジョン・コガとマイカイ・タブスのミックスメディアとプラスチック彫刻を展示。ハワイでも最も名高い現代アーティスト、ジョン・コガの風変わりな彫刻は、かすかに宇宙的デザインを取り入れて、20世紀の抽象彫刻の実験的な思想を表現している。マルチメディア・アーティストのマイカイ・タブスは、大量生産された時代遅れの素材で創作。様々な素材に、本来の意図とは異なる新しい意味を加えることで、不必要なものを意味あるものへ創り変えている。

■グッチ

>フレッド・ロスターのブロンズ＆ミックスメディア彫刻を展示。ロスターは、粗削りの木材、粘土、石材を用いて彫刻を制作し、彼の作品の多くはこれらの素材を組み合わせて創られている。また、多くの木材彫刻と粘土彫刻をブロンズ素材で鋳造。作品には移動可能な車輪が付いたものが多く、母親が育てていたミニチュア・シュナウザー犬をテーマとした作品も多数。ロスターの作品は、ホノルルのコンテンポラリー・ミュージアム、ハワイ州立美術館、ホノルル・アカデミー・オブ・アーツで展示されている。

■トッズ

アラベラ・アークの陶芸を展示。アークの作品は、彼女が住むハワイの美しい自然の力を受けて創られている。楽焼の技法を用い、神秘的でアンティークな印象を与える大規模な建築陶芸は、アート界でも一目置かれている。手作業による作品は、陶土や紙粘土を板状に伸ばす作業から始まる。壁付けの大きな２次元の平板など、作品の多くは彫刻。アークの作品は、ニューヨークのアメリカ工芸美術館の特別展示やロンドンのコンテンポラリー・セラミックス、サンフランシスコのフミキ・ギャラリー、タオスのディアリング・ギャラリー、ホノルルのシーダー・ストリート・ギャラリーズに展示されている。

■ヒューゴ・ボス

ハワイ生まれのダニエル・ウッデルのガラスアートを展示。作品は抽象的で、サンセットと海の景色を表現している。彼の２次元、３次元の美しいガラスアートは、全て手作り。シアトルのピルチャック・グラス・スクールで教鞭を執り、西海岸にある数多くのガラス・スタジオで制作を続けてきたが、最近、生活と活動の拠点を故郷のハワイに移したばかり。