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ホノルル国際空港にボディスキャナー設置

日本では賛成過半数、プライバシー「問題ない」

テロ防止のために服を着たまま爆発物などの化学物質や金属などの危険物を検知できる最新式の「ボディスキャナー」が去る15日、ホノルル国際空港に設置された。この装置は全米各地の空港に導入されており、ハワイでは今夏、カウアイ島のリフエ空港に初めて設置。搭乗客が衣服を着用したまま、レントゲン写真のようにスキャンするもので、現時点では搭乗客が検査官によるボディチェックか、スキャナーかを選択できる。

導入に際し、一部でプライバシーの保護が問題視されたが、読み取った画像の顔部分はぼやけ、チェック担当者は搭乗客の顔が分からない仕組み。画像は次の搭乗客になった時点で削除され、スキャナーには画像の保存や転送機能はないという。

このボディスキャナーは、今年末までに米国内500空港に導入され、来年末までには1,100空港に設置される計画になっている。

一方、日本国内では先月までに、国土交通省が成田空港で行ったボディスキャナーの実証実験で、「導入したほうが良い」という結果が過半数を占めた。プライバシー保護についても、「特に問題は感じなかった」が8割を超えた。実証実験には5種類のボディスキャナーが使われ、7月から9月にかけて実施された。

参加した約3100人への回答では、導入賛成が56.2%のほか、ボディチェックとの選択制を支持する回答が28.9%だった。導入反対は3.4%、政府判断に任せるとの回答が8.1%。プライバシーについては、問題を感じなかったが80.6%、配慮されていたが12.3%で大半を占めた一方で、配慮が足りないも3.9%あった。

感想は、思ったより簡単が57.1%。検査時間や待ち時間が長いは14.8%、検査時の動作が面倒が13.8%。また、健康面への影響を不安だという回答が4.0%、検査中に他人の目が気になるも2.9%あった。

 

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