羽田空港の国際化で渡航意欲拡大へ
「成田空港より、羽田空港を利用したい」が約2倍ー。日本の旅行代理店が実施した羽田空港の国際化に関するアンケート調査で、アクセスの良さや利便性で上回る羽田空港への期待が高まっていることが23日までに分かった。回答者の70%以上は、海外渡航歴15回以上のリピーター。海外への渡航目的では、74%が観光目的だった。
「国際線を利用する場合、今後、羽田空港と成田空港のどちらを利用するか?」に対し、羽田(42%)を希望するが成田(21%)の2倍だった。「羽田空港発の国際線が増えれば海外旅行に行く機会が増えるか?」には、40%が増えると回答。今後、さらに羽田の国際線利用者は増える可能性があり、低迷していたハワイなどへの海外旅行者数はアップするのではと期待されている。
空港に望む機能や設備では、「搭乗までの待ち時間による疲労を最小限に抑えたい」が最多。低価格で使えるラウンジや仮眠設備、空港でのシャワーなどを望む意見が強い。待ち時間に活用するインターネットや地図、現地情報を印刷できる設備を希望する意見もあった。豪華な設備より、無料または低価格で快適に過ごせるサービスを求める声が多いようだ。
すでに来月末から、羽田発-ホノルル便はJAL、ANA、ハワイアン航空が就航することが決まったが、新たな就航希望では、アジアはバンコク、台北、香港の順。欧州はパリ、バルセロナ、フランクフルト。北米はロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ。ビジネスだけでなく、観光需要が高いことが伺える。