電子渡航認証システム(ESTA)が9/8から有料
一人14ドルで、支払いは指定クレジットカード
90日以内のビザなし観光などでハワイや米本土を訪れる場合に事前手続きが必要な「電子渡航認証システム(ESTA)」で9月8日から、新たに申請する場合は一人$14の手数料を支払うことが決まった。米・国土安全保障省(DHS)と税関国境取締局(CBP)によると、内訳はシステム運営費$4と旅行促進法により徴収される$10。渡米前に認証を得る際、ESTAのシステム上でクレジットカードによる支払いが必要となる。
手数料の支払いが必要なのは、ESTAを新規取得する場合とパスポートを新規発行して再申請する場合。支払いは指定のクレジットカードまたはデビットカードだけで、現在、マスターカード、ビザ、アメリカン・エキスプレス、ディスカバーが使える。なお、ESTAは一度申請すると2年間有効だが、この期間内に登録情報を更新するだけの場合は無料となっている。
2009年1月から義務付けられたESTAは、日本などのビザ免除プログラム参加国の全旅行者が、ビザなしで航空機または船で90日以内米国に渡航する前に、下記のホームページより事前に認証を受けなければならないシステム。当初$10の予定だったが、$14に決まった手数料は、運営費とハワイなど米国旅行を海外にアピールするために用いられ、今後5年間にわたり毎年最大で2億ドルがプロモーションに投入される計画になっている。
日本の大手旅行社などでは、ESTAの申請代行サービスをしているが、有料化以降、渡米する本人名義のクレジットカードが必要とされるか、同じ国土安全保障省の管轄で学生ビザ申請時に必要なSEVIS費のように代理人申請もできる可能性もあるが、現時点では詳細は不明。9月8日以降に渡米される場合は、航空会社や旅行代理店で確認する必要がある。
◎ESTA(電子渡航認証システム)オンライン申請
オフィシャルHP:https://esta.cbp.dhs.gov/esta/esta.html
申請ガイド:http://tokyo.usembassy.gov/pdfs/wwwf-esta2008j.pdf
Q&A:http://tokyo.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-estageneralfaq.html