春のハワイ需要にデルタ航空が成田・関空便を大型化
今年ハワイへの日本人旅行者は前年比6.4%減の110万人
「デルタ航空」は成田と関空発着-ホノルル便の座席数を、春のハワイ需要が見込める2010年2月10日から4月4日まで増加させることをこのほど決めた。成田便は現在、1便がボーイングB747-400型機、もう1便がエアバスA330-300型機で運航中だが、2便ともB747-400型機に変更。関空便も同じくB747-400型機に変更する。4月5日以降は、現時点では未定。
この座席数の増加で、1便あたりのビジネスクラスは31席、エコノミークラスは74席、計105席がアップする。
また、デルタ航空とノースウェスト航空は、合併に伴うシステム統合の一環として、2010年1月11日以降、現行のノースウェスト航空で使用してきたハワイ便名が変更することも発表した。ご利用の場合は、ご注意ください。
■ハワイ便名の変更
成田発
1/10まで NW328便→1/11から NW612便
3/27まで NW322便→3/28から NW646便
ホノルル発
1/10まで NW329便→1/11から NW611便
3/26まで NW323便→3/27から NW647便
一方、ハワイ州観光局は、2009年(1月~12月)にハワイを訪れる日本人旅行者数は、前年比6.4%減の110万人との見通しを明らかにした。世界的な不況に加え、長引いた燃油サーチャージの高騰、新型インフルエンザの影響などで、今年のハワイ観光業界は残念ながら低迷。年間の観光客総数は650万人に留まると予想されている。昨年の670万人に続き、2年連続で700万人を下回りそうだ。
ハワイ州産業経済開発観光局の発表によると、来年のハワイ経済は目立った回復は望めず、2011年にようやく緩やかな成長が見込めると予測していることが25日までに明らかになった。全米を覆う経済不況による影響がハワイ経済にも影を落とし、米本土からの観光客の減少がホテルなどの消費額の減少につながっている、という。同観光局は、現在の米国や世界経済の回復の動きが今後も続くと予測した場合、2011年にハワイでは観光客数が4.1%アップ、観光客の消費額は8.8%増え、中程度の経済回復が期待できる、とみている。