日本航空が今月バイオ燃料でデモフライト
世界初のアブラナ科植物を主原料に実飛行
日本航空はバイオ燃料を用いたデモンストレーションフライト「JALバイオ・フライト」を1月30日に実施し、世界で初めてアブラナ科の植物「カメリナ」を主原料とするジェット燃料を採用することになりました。ボーイング社と米航空機用エンジンメーカーのプラット・アンド・ホイットニー社による共同開発で、当日は羽田空港発着で八丈島沖を約1時間飛行する予定。カメリナの種から採れる油はこれまでにもランプ油や化粧品などに使用され、乾燥した貧弱な土地でも育つという特性があるので、夢の燃料となりそうです。
今回のジェット燃料は、カメリナのほか、油分に極めて富む中南米原産の落葉低木ジャトロファ、藻から製造した3種のバイオ燃料を精製。プラット・アンド・ホイットニー社のエンジン性能検査の結果によると、これまでのジェット燃料であるケロシンを用いた性能と大差がないことが確認されたそうです。実際のデモフライトでは、このバイオジェット燃料50%と従来のジェット燃料50%の混合した燃料を使用し、ボーイング747-300型機に装着されている4基のエンジンのうち、1基で運転する計画になっている、ということです。
■JALがホノルル線にも期間限定運賃 / バリュー悟空で成田発3万9000円から
日本航空は期間限定運賃「JALバリュー悟空」をホノルル行きにも設定し、1月22日から2月20日までに日本を出発する旅程が対象。搭乗日7日前までの早期予約、購入が条件となっています。燃油サーチャージを除く往復運賃は成田線が3万9000円からで、従来の最安値だった「悟空7」のタイプCに比べ7000円から1万6000円ほど安い。名古屋線、関空線は4万9000円からとなっています。ウエブサイトから予約、購入すれば、さらに2000円割引になります。
■日本発普通運賃をJALが値上げ申請 / 4月からハワイ13%増
4月から日本航空は、日本発普通運賃を値上げすることになりました。すでに、昨年12月26日付けで国土交通省に申請。値上げ幅は、現行(2008年度下期)額との比較で、日本発ハワイ線が全クラス13%アップとなっています。運賃額の一例では、成田発ホノルル行きが平日、週末ともに62万100円(現行54万8700円)となる見込みです。