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夏休みの海外旅行者数は対前年比7.0%減

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ハワイは3.7%減の約20万6000人の見込み

今年7月15日から8月31日までの夏休み期間における海外旅行者動向を大手旅行社などがまとめたところによると、ハワイは対前年比3.7%減の約20万6000人となるなど2年連続でマイナス成長となることが10日までに明らかになりました。高騰する燃油サーチャージや夏のボーナスが前年並みからややマイナスになるのに反し、食品や日用品、ガソリン代などの値上がりが続き、経済の先行き不透明感が背景にあるようです。全海外旅行は7.0%減の225万人にダウンする見通しです。

燃油サーチャージを除いた海外旅行の平均費用は、海外ホテルの実勢価格が上昇していることや米ドル圏以外では円安となっていること、欧州方面の高額商品や米国方面が堅調であることから、3.4%増の24万円の見込み。ただ、物価上昇や燃油サーチャージの高騰は、ファミリー層に大きな影響を与え、旅行先を近場や国内に変更する傾向も見られます。今後の旅行支出の意向では、「増やしたい」が前年比で5.8ポイント減少し、「減らしたい」は8ポイント上昇。その反面、高額消費層は豪華クルーズを組み込んだ80万円前後の商品が好調に推移するなど、旅行の二極化が進んでいます。

一方、大手保険会社が調査した「2008年夏のボーナスと家計の実態調査」では、今年の夏のボーナスで海外旅行を予定しているのは、全体の6.2%となっています。使いみちでは、預貯金など貯蓄が最も多い55.8%、次いで生活費の補填が36.4%で、昨年よりも3.4ポイント増加。レジャー費用としては、帰省を含む国内旅行が22.4%で昨年調査よりも8ポイント減少し、海外旅行は6.2%で0.4ポイント微増。海外旅行を予定する年代別では40代と50代が7.2%で、20代が4.0%。子供の有無では、サンプル数では子供がいる人が62.8%であるのに対し、海外旅行の予定は子供がいる人が4.2%、子供のいない人9.6%と、家族での海外旅行が増えているものの、燃油サーチャージの高騰が大きく響いていることがみてとれます。

 

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