ハロナ潮吹き穴展望台が4月14日から改修工事
完成予定の9月まで一時閉鎖へ
オアフ島東海岸にある人気観光スポット「ハロナ潮吹き穴展望台」を修復する計画が持ち上がっていた問題で、ホノルル市は4月14日から展望台と駐車場の改修を結局82万4,000ドルをかけて行うことを決め、完成予定の今年9月まで一時的に閉鎖することを正式に発表しました。ハロナ潮吹き穴は溶岩でできた岩場の裂け目に波が流れ込み、約10mの高さまで海水が吹き上がることで人気の観光スポット。毎年12月から4月にまたがるホエールウオッチングの季節には、沖を回遊するクジラの姿を見ることもできるので、改修工事の完成が待たれます。
今回の修復工事では、現在、低い石垣のようなものしかないところへ、新たに高めのシースルーフェンスを取り付ける計画で、これにより眺望を妨げることなく、安全性の強化にもつながると考えられています。また、身体の不自由な方でも駐車場から展望台まで楽にアクセスができるようなバリアフリー構造となる見込みです。
展望台と周辺および駐車場は4月14日に閉鎖され、時季ホエールウオッチングのシーズン前の今年9月までには改修工事を完了の見通し。展望台は深刻な老朽化が安全性の点からこれまでにも問題視されており、1997年には展望台の先端部にある潮吹き穴を一番近くで見ることのできる場所は倒壊により閉鎖されていました。
<改修工事の計画内容>
・展望台先端部の取り壊しと自然景観に配慮した修復
・展望台と周辺の改修
・駐車場から展望台までバリアフリーアクセスの新設
・歩行者と二輪車に安全な駐車場の改修 (駐車台数は変更なし)