健康で長生きするには学歴や伴侶が必要!?
ハワイ日系人男性を40年間調査の結果分かる
ハワイの日系米国人男性5820人に対して40年間にわたって米国の研究チームが追跡調査した結果、健康で長生きできるかどうかには血圧、血糖値、筋力、喫煙などの要因のほか、生き甲斐などの要素から学歴や伴侶の有無も関係しているというユニークなデータが表れたことが話題になっています。
1965年にハワイ在住の45歳から68歳まで5820人の健康な日系人について、中年男性の危険要因を探る目的で2005年まで健康状態を追跡調査。死亡時などの年齢や医学検査、生活習慣、社会状況などとの関係を分析した結果、明らかになったそうです。
この調査によると、85歳未満で亡くなる危険要因として、高血圧、肥満、高血糖、高い中性脂肪値、喫煙歴、握力が39キロ未満、1日にビール換算で1リットル以上の飲酒、高卒未満の学歴、伴侶なしの9項目が浮かび上がったそうです。
上記のいずれにも該当しない人は69%が85歳まで長生きしたのに対し、6項目以上が該当した人では22%でした。危険要因なしの人は主要な病気を患っていない、極めて健康な85歳を迎えた割合が半数以上の55%だったのに対し、6項目以上が該当した人ではわずか9%しかいなかったとデータでは訴えています。
今回の調査はハワイの日系米国人男性を対象に実施されたものですが、同研究チームによると「危険要因は女性のケースにも当てはまると」としています。果たして、読者のみなさんはいくつ該当していますか?