マウイ島のマアラエアに風車20基が登場!
島の消費電力の約10%をまかなう
今年の春ごろから建設されていた、西マウイのマアラエアにある山の斜面に、20基の大きな風車が完成しました。もちろん風力発電のために使われているそうで、すでに島の消費電力の約10%パーセントをまかなっているというからすごいですね。
風車といえばオランダが有名ですが、マウイも自然豊かな島だけに、環境との調和や自然保護に配慮した風車の利用というのは素晴らしい発想で、おおむね地元では支持されています。この辺りは北東のワイルクの方角からほぼ毎日のように太平洋を吹き抜ける強いトレードウインド(貿易風)が吹き、ハワイでも最も風が強い場所の一つともいわれています。
飛行機でホノルルからマウイのカフルイ空港に降りるときは、左側に見えてきます。またマウイの道路だと、キヘイからラハイナへ向かうノースキヘイロードを走っていると、前方に見えてくるので、新たな観光名所にもなりそうです。
トレーラーに乗せて風車の羽を運んでいるところを見たスタッフの話では、「1枚の羽は電柱より長くて太く、そばで見るとすごく大きかった」そうです。そのせいか、実は静かな夜になると、「キーンという風を切る音がする」という近くの住民がいる一方で、「しばらくすれば、慣れるんじゃないの?」という声もあるようです。