フェラガマ? ニケ? ん!? 何のこと?
サルバトーレ・フェラガモの取材で昨日、ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターを訪れたときのこと。
「ずいぶん綺麗になったものだな」と改装工事が進む建物を眺めながら、実は約10年ほど前に、同じように訪れたときのエピソードを思い出したのです。
当時、ある日本の大きな団体に、随行記者として帯同し、台北での滞在を終えて、ホノルルに入った日のことでした。
その夜、東京にある大手電気メーカーの団体トップと、関西の繊維系会社に属すナンバー2のお二人に誘われて、一緒にカラカウア通りをブラブラと歩いていたのでした。
「そうそう、俺は無作法な人間なんだが、実は靴にはうるさくてね。だから、“フェラガマ”(フェラガモのこと)には詳しいんだ」と団体トップ。さすがに、これには笑いをこらえるのに必死で、腸がねじれそうになったことを覚えています。相手は、さすがに業界の大物だけに、教えてさし上げるのがいいものかどうか、迷ったものでした。
これでこの話しも終わるはずが、次に出向いた「Nike Town」前で、今度はナンバー2が「いや~実は、ウチの家族も靴にはうるさくて、“ニケ”(ナイキのこと)のファンでね。何か買って帰ってやるか」ともらしたものですから、私のお腹の中は腸捻転状態。じっと我慢して、その後、ご一緒に食事をしたのですが、ほとんど食べられず、水ばかり飲んでいたことも、今となっては懐かしい思い出です。
業界トップとナンバー2。このお二人は現在の日本でも社会的に影響力のある人材としてご活躍ですが、ああ恐るべし!