10月以降に念願の日本路線を運航へ

米国運輸省は5月7日、羽田空港に直接乗り入れる新路線として、ハワイアン航空のホノルル線の開設を認めると発表した。

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米国政府は2月23日までに、米系航空会社5社が就航意欲を表明している米国路線について、「一部はハワイやグアム路線に振り向けたい」という意向を示した。

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ハワイ最大の航空会社「ハワイアン航空」が、羽田－ホノルル線の開設を昨2月16日に米国運輸省へ申請したことが明らかになった。2年前にもお伝えしたように、ハワイから初の日本路線運航を計画していた同航空は、1日2便を予定。現在、羽田空港で長距離路線の運航が認められるのは、午後10時から午前7時まで。計画によると、羽田を深夜に出発し、正午ごろにホノルル国際空港へ到着。復路は午後6時45分ごろに出発し、羽田へ翌午後10時ごろ着くスケジュールとなる見込み。

決定すれば、羽田空港の発着枠が拡大し、日米間の便数や運賃は航空会社が自由に決められる日米間の航空自由化（オープンスカイ）協定が実現する10月以降に運航が開始される見通し。ただ、米国側が持つ1日4便の発着枠に対し、その他にデルタ航空が4便、アメリカン航空とコンチネンタル航空がともに2便、ユナイテッド航空は1便、計11便が羽田－米国線の開設を米国運輸省に申請。今後、米国運輸省が路線を決定するため、これまでにも何度か日本便の運航を計画して断念してきたハワイアン航空の悲願が実るか注目される。

なお、ハワイアン航空を除く、今回申請した他の4社のうち、日本航空との提携が実現しなかったデルタ航空も申請した4路線のうち1路線はホノルル便を計画している。かつてのチャイナエアーラインのように、羽田の方が成田より利便性が良く、また仕事後に羽田を出発し、帰路も午後6時45分ごろにホノルルを出発するため、日中を有効に使えるので、実現を期待する声も多い。