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心も体もスッキリし、おばちゃんたちに「またね」と挨拶し、この旅で最も楽しみにしていた、ハワイ州魚の名前でもある「フムフムヌクヌクアプアア」へ。

ここは水の上に建ったオシャレなレストラン。特にロブスターが有名なレストランなのです。私たちの席はイルカと人魚の銅像の滝の前。まずは、ドリンクをオーダーして、母と乾杯！　しっかりJAPANESE　MENUもいただいて、私たちは前菜の4種盛りとロブスター１匹を2人でシェア。オーダーして5分くらいでしょうか、スタッフのお兄さんが大きなロブスターを持って来て、「このロブスターでいい？」と、見せに来てくれたことにビックリしすぎて、写真撮り忘れちゃった。

次に私たちの所へ来たときには、真っ赤でホクホクのロブスターとなっていました。 実は私、初ロブスター。ワクワク、ドキドキの中、フォークでひと突き。あまりの弾力に、なかなかほぐれなかったです。味と感触は、蟹と海老を足して割った感じ？　初ロブスターがあんな高級ロブスターで良かった、良かった。

注文のときに、「２人でも食べられる量？」と店員さんに聞いたのですが、「お腹いっぱい」。でも、おいしいかったから全文食べちゃって、「フムフムヌクヌクアプアア」ならぬ、「（フムフムヌクヌク）アップアップ」でお店を後にしました。

最後の夜だということで、散策へ。真っ暗な砂浜に腰を下ろし、波の音や潮の香りを感じました。東京や千葉内房の海って、海の先にキラキラした建物の光が見えますよね？　マウイの海にはそれがないんです。ずーっと見つめていたら、そのまま吸い込まれてしまいそうな感覚。マウイの海はそんな風に心の中にある嫌なこと全部海に吸い込んでくれました。

もう一つ感動したのは、マウイの夜空。見たこともない小さな星までもが見えるのです。わかりやすく言うとオリオン座。オリオン座って、四隅と真ん中に三つ星が見えますよね。日本でみたらそれしか見えなかった星が、マウイで見ると、その間の星まで見えるのです。一気に宇宙に近づいた？　そんな感覚になりました。

「観光」って、買い物して、建物見て、町探検。そんなイメージがありましたが、マウイ島に来てそんなイメージが一変しました。マウイは自然をそのまま体で体感できる場所。「人間の元気の源って、すべてはここにあるんだな」と感じました。  「今日」が終わったら「明日」は日本に帰る日。なんて思ったら、逆ホームシックになってしまい、その日は、あまり寝ませんでした（笑）。