蓄電池付きメガソーラーをカウアイ島に建設
■50%を再エネで賄うことが目標■
2020年までにカウアイ島の電力需要の50%を再エネで賄うことを目指しているカウアイ島電力事業組合(Kauai Island Utilities Cooperative)は28日までに、2件の再生可能エネルギー・プロジェクトを、ハワイ州公益事業委員会に認可されたと発表した。
認可された2件のプロジェクトは、定置型蓄電池を併設したメガソーラー(大規模太陽光発電所)と水力発電。いずれも、発電事業者と同組合との長期にわたる電力購入契約に基づいている。現在の進捗状況から、同組合は少なくとも50%の電力を再エネによって賄う目標を、2019年に達成できると見込んでいる。
メガソーラーのプロジェクトは、SolarCity社が太陽光パネルを設置。Tesla Energy社の定置型Liイオン蓄電池システム「Tesla Powerpack」を併設する。日没後、長時間にわたって蓄電池に貯めた太陽光の電力を供給するメガソーラーは、全米初。13MWの電力が同組合系統網に供給され、午後5時から10時までのカウアイ島におけるピーク電力需要に対応することになる。
また、同時に認可された水力発電は、出力6MW。すでにある1.3MWの水力発電所の下側に建設される予定になっている。この2件の再エネ・プロジェクトにより、カウアイ島で発電する再エネ電力のそれぞれ5%が賄われる計画になっている。
◎カウアイ島電力事業組合
ウェブサイト:website.kiuc.coop