クジラシーズン到来「展望デッキ」新設
■マウイ・オーシャン・センター■
ザトウクジラの観察シーズン到来に伴い、ハワイ最大の水族館「マウイ・オーシャン・センター」に、マアラエア湾が一望できるホエールウォッチング用の展望デッキが新設された。館内にあるタイドプール展示のすぐ裏側にできた展望デッキには、2つの望遠鏡が設置。入館者は、無料で湾内の様子を間近に観察することができる。
マウイ島中部のマアラエア湾周辺は、ホエールウォッチングが盛んなエリア。ハワイ諸島ザトウクジラ国立海洋自然保護区にも指定されている。かつては漁村として栄え、旅行者の休息地であったマアラエア。現在はスノーケルツアーからホエールウォッチング、漁船まで、様々な地元ボート業のハブとなっている。
毎年、冬シーズンの11月から3月にかけて、およそ1万頭のザトウクジラが、交配と出産のために約3,000マイル離れたアラスカから温かいハワイ諸島近海を訪れる。この時期には、マアラエア湾でも頻繁に見ることができる。
マアラエア湾では、ハレアカラと西マウイ山脈の間で起こる偏西風により、渦潮が発生。そのため、世界で最もブレイクの早い”Freight Trains (貨物列車)”と呼ばれる波の起こるサーフスポットとしても知られている。季節や天候によって違った顔を見せるマアラエア湾の眺めを、新しい展望デッキから楽しめる。
◎マウイ・オーシャン・センター
営業:午前9時~午後5時(年中無休)。7月と8月は午後6時まで
一般入場料:大人$25.95、シニア(65歳以上)$22.95、子供(3-12歳)$18.95、2歳以下無料
電話:(808) 270-7000
ウェブサイト:www.mauioceancenter.com