広末涼子さんがキャリア功労賞受賞
■ハワイ国際映画祭で日本人女優初の快挙■
「第35回ハワイ国際映画祭」の表彰式が昨11月15日、ワイキキのハレクラニホテルで行われ、女優の広末涼子さんが日本人女優として初の快挙となるキャリア功労賞を受賞した。授賞式に出席した広末さんは「この場に立てることを嬉しく思います。とても興奮し、幸せな気持ちです。ありがとうございます」と英語で挨拶した。
この賞は、これまでのキャリアを総括して評価された俳優や女優に贈られるもの。過去には、日本人では渡辺謙さんや役所広司さんが受賞した。広末さんは日本人女優としては初の受賞となり、十代の頃から第一線で活躍しているキャリアが高く評価された。
広末さんが出演した映画「おくりびと」(2008年、滝田洋二郎監督)が米国で初となる観客賞を受賞したのもハワイ国際映画祭。彼女はその後、様々な映画祭や映画賞で受賞を重ね、米アカデミー賞外国語映画賞まで上り詰めた。
今回は、広末が主演する映画「はなちゃんのみそ汁」(阿久根知昭監督)が長編部門にノミネート。14日に行われたワールドプレミアも大盛況だった。
この映画は、33歳の若さで癌で亡くなった千恵さんが、5歳の娘と夫、家族との日々を綴ったブログをもとに出版され、映画化。結婚、妊娠、出産と人生の転機を癌と闘い、食を大切に生きてきた千恵を広末さんが演じている。12月19日から東京・テアトル新宿&福岡県内先行公開、来年1月9日より全国公開される。