ヴァレンティノがワイキキにグランドオープン

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ヴァレンティノがワイキキにグランドオープン

■ロイヤル・ハワイアン・センターC館1階＆2階■

　世界の一流ブランド「ヴァレンティノ」が、ワイキキのロイヤル・ハワイアン・センターC館にこのほどグランドオープンした。2階建て延べ約320㎡のブティックは、クリエイティブディレクターのマリア・グラツィア・キウリとピエール・パオロ・ピッチョーリの掲げる新たなブティックコンセプトに基づき、建築家デヴィッド・チッパーフィールドがデザインした。

　クラシックとコンテンポラリーな要素を織り交ぜたヴァレンティノ独自の建築様式を採り入れた店内は、パラッツォ（宮殿）をイメージ。単なるショールームとは一線を画す最新のコンセプトは、すでにニューヨークのフィフスアベニューやビバリーヒルズのロデオドライブ、マイアミのデザインディストリクト、サンフランシスコのグラントアベニュー、コスタメサのサウスコーストプラザ、ラスベガスのショップス・アット・クリスタルズやシーザーズフォーラムなど、米国内の他店舗でも採用されている。

　ロイヤル・ハワイアン・センター店のデザインには、さらに新たな方向性がプラスされた。インテリアにヴェネツィアから取り寄せたグレーのテラゾやカララ大理石の砕石を使ったパラディアナ、オーク、大理石、ガラス、高級レザーやカーペットなど、目立たない中にも贅沢な素材を使用。ディスプレーに飾られたコレクションを引き立たせ、親近感を生み出す建築デザインとなっている。オーク製の棚や光沢のある真鍮製のハンガーラックに陳列されたコレクションは、自然なLED照明により個々の商品がさりげなくライトアップされている。

　同店では、レディースのプレタポルテ、ハンドバッグ、シューズコレクションを取り扱い。パラディアナ製のフロアと壁面や窓枠にヴェネツィアのテラゾを使用した一体感のあるプライベートな空間には、クラシックでロマンチックな世界観と職人技が光るブランドの特徴が表れている。ヴァレンティノは現在、米国の16店舗を含む全世界118店舗の直営店を展開している。