ハワイロード

ソーラー・インパルス2がハワイへ再出発

■今日29日未明に■

 太陽光電池で世界一周に挑戦中、天候不良などのために、6月1日に愛知県豊山町の県営名古屋空港に着陸したプロペラ機「ソーラー・インパルス2」が、今日29日午前3時ごろ、次の中継地となるハワイに向けて離陸した。スイスの運営団体によると、ノンストップで順調にいけば、約5日後にはハワイに到着する。

 その後、24日に再出発の計画だったが、太陽光だけがエネルギー源だけに、ハワイ周辺の天候悪化で延期されていた。この日の再トライでは予定通り、午前3時過ぎ、県営名古屋空港から飛び立った。

 同団体などによると、太平洋上を飛行するハワイまでのルートは、緊急時に着陸できる場所が見つけにくいなどの理由から、今回の世界一周の旅程では最難関。5昼夜通して飛ぶ計画だという。
 同機は3月にアラブ首長国連邦の首都アブダビを出発。インドなどの都市を経由後、5月31日に中国・南京からハワイに向けて離陸。飛行中に天候不良で予定を変更し、今月1日に着陸した県営名古屋空港で飛行再開の機会を伺っていた。

 ハワイからは、アリゾナ州フェニックス、ニューヨークなどを経て、世界一周のスタート地点となったアブダビへの帰還を目指す。

◎ソーラー・インパルス2

ウェブサイト:www.solarimpulse.com