オアフ島でもプラスチック製レジ袋を禁止へ
■2015年7月1日から施行■
美しいハワイの自然環境を保護するため、スーパーマーケットなどのレジで使われている大量の「プラスチック製レジ袋を原則として禁止する」制度が7月1日から、オアフ島でも一部の例外を除き、全面的に施行される。2012年に、ホノルル市郡議会で可決し、ピーター・カーライル市長が署名したこと確定。環境に有害な物質を含み、見苦しいゴミとなるほか、海洋生物や動物たちへの影響などが理由で、マウイ、カウアイ両島では08年から、ハワイ島では12年1月から相次いで同様の規制が施行されている。
例外的に生肉や冷凍食品、フルーツ、野菜などでの使用は、許可される。ハワイでは2005年から、ペットボトルやビール瓶、空き缶などをリサイクルする通称「ボトル法」がスタート。ハワイの一般家庭などではゴミの分別意識がまだ弱いだけに、今後の成り行きが注目される。
オアフ島のスーパーマーケットなどでは1日から、従来のプラスチック製レジ袋に代わり、原則としてリサイクル可能な袋または紙袋か、エコバッグの持参が必要となる。もし、持参しなかった場合は、紙袋はプラスチック製に比べコストが約3倍以上かかることから、有料制になる、とされている。
◎ホノルル市
ウェブサイト:www.honolulu.gov