■第3代ジョージ・アリヨシ氏以来28年ぶり■
昨4日投開票が行われた米中間選挙のハワイ州知事選で、日系3世で民主党のデービッド・イゲ州上院議員(57)が当選し、第8代州知事選に決まった。第3代のジョージ・アリヨシ氏(1974年~86年)以来、日系人で2人目の知事誕生となる。
イゲ氏は、祖父母が沖縄県から移民した3世。父親は、第2次世界大戦で米国のために、欧州の最も危険と言われる激戦地で戦った日系人部隊「第442連隊」に所属した。ハワイ大で経営学修士号を取得したエンジニアで、情報技術の専門家。ハワイ州下院議員、同上院議員を計約30年歴任した。
今年8月に行われた予備選で、資金に勝る現職のニール・アバクロンビー氏に大差で勝利。ハワイ州知事選の予備選では初めてとなる現職を破り、民主党の州知事候補となっていた。
今回のハワイ州知事選で、民主党候補のイゲ氏は49.45%の得票率で断トツの当選。共和党候補のデューク・アイオナ元副知事は37.07%、無所属のムフィ・ハネマン元ホノルル市長は11.72%だった。
◎ハワイ州知事選(得票数、得票率)
AIONA (R) 135,742 37.07%
DAVIS (L) 6,393 1.74%
HANNEMANN (I) 42,925 11.72%
IGE (D) 181,065 49.45%