■太平洋航空博物館パールハーバー■

　機首を地上に近づけながら標的を捜す特性から「ピッグ」の名で知られる豪州空軍のジェネラル・ダイナミクスF-111Cジェット機の贈呈式が11月23日に、太平洋航空博物館パールハーバーの格納庫79で行われる。レセプションは午後5時半から7時まで。贈呈式、レセプションとも一般公開はなく、招待客とメディア関係者だけとなっている。

　このジェネラル・ダイナミクスF-111Cジェット（製造番号A8-130）は、1973年から2010年まで豪州の主要攻撃機として活躍。ベトナム戦争では米空軍と共に対地攻撃任務、「砂漠の嵐」作戦では爆撃任務を遂行した。豪州空軍から同館への直接寄贈は、F-111で共同任務を果たした両国の同盟関係を象徴している。
 
　胴体に記されているパイロットの名前は、豪州空軍ジェフリー・ブラウン。機体の外観は、1973年にジェネラル・ダイナミクス社から豪州空軍に輸送された当時の塗装とマーキングが残されている。太平洋航空博物館パールハーバーにある45機以上の航空機コレクションとして、今回このF-111Cが新たに仲間入りする。

◎太平洋航空博物館パールハーバー

開館時間：午前9時～午後5時
◇一般入館料：大人＄20、子供（4～12歳）$10
　※格納庫37（本館）と格納庫79（第２展示場）の２つの格納庫への見学を含む
◇ガイド付き日本語「飛行士ツアー」：大人・子供とも一人 ＄10 （入館料別）
ツアー実施時間：午前10時～午後3時半（所要時間1時間～1時間半）
予約・問合せ： (808) 441- 1000
HP:www.PacificAviationMuseum.org/jp （予約フォーム）