伝統あるペーパーアートとのコラボレーション
■DFSでFALL/WINTER 2013キャンペーン■
世界最大のラグジュアリートラベルリテーラー「DFS Group (DFS) 」はこのほど、伝統的な紙工芸からインスピレーションを得た「Fall/Winter 2013キャンペーン」をDFSギャラリア・ワイキキなどで始めた。DFSカラーの赤をアクセントに、繊細に入り組んだペーパーアートを融合。世界中でワイキキなど14ギャラリアとホノルルなど18空港店で、店頭や店内ディスプレイ、グローバルマーケティング活動、関連印刷物、屋外広告、デジタル、ソーシャルメディアで展開されている。
■広告キャンペーン
DFSは今回のキャンペーンで、国際的に有名なファッションフォトグラファー、クレイグ・マクディーンをディレクター兼フォトグラファーとして迎え、ドラマティックに演出。そこには手作業で完成されたペーパーアートを背景に、ファッション、ビューティー、ウォッチ&ジュエリー、ワイン、洋酒などの様々なアイテムが登場する。また、国際的トップモデルで、同キャンペーンにも抜擢されたショーン・オプリーとカレン・エルソンを起用し、ハワイのヤシの木や香港の高層ビル、日本の桃花を描く紙世界の魅力を表現している。
■ビジュアル・マーチャンダイジング
店内・ディスプレイに於いて、一つひとつ手作業で作成された1万個以上の繊細な折り紙を用いた作品展開を実施している。これを実現するために、DFSは日系米国人コンテンポラリーアーティストのジェフ・西中氏や、折り紙やカッティング技術などの訓練を受けた職人に依頼し、アジアを原点とした伝統的なアートを完成させた。
大地、海、旅などで構成される要素は、ツバメ、飛行機、花木、珊瑚と同様に、香港を象徴するビクトリア湾を旋回する鳥たちや、ハワイ、シンガポールなどのDFSが店舗を有する重要拠点特有の風景が表現。手作業の紙作品に、躍動感をもたらせている。
■職人芸をサポート
今回のキャンペーンで用いられた幾千ものペーパーアートは、DFSによって中国・貴州の人里離れた石橋村との繋がりが関係している。緑生い茂る山々の中に位置し、平穏な森と澄んだ小川のあるこの村では、1,000年以上もさかのぼる唐朝時代より伝統的な造紙技術が受け継がれている。石橋村は、造紙技術の伝統を今日まで受けつぐ唯一の村である。
この技術を保護、促進するため、DFSでは今回のキャンペーンの多くの作品を、約40世帯から成る農村社会の60人の熟練職人が3カ月以上の製作期間を経て完成させたものを活用。彼らの作品は、現地に生い茂る桑の木から樹皮を採取後、天然染料で染色し、形を整えて折り紙として、ようやく完成に至った。
また、この古代から続く、素晴らしいペーパーアートの認知拡大をすべく、詳細情報とともに、石橋村の教育用ビデオを作成、多くの店舗にて紹介している。
◎DFSギャラリア・ワイキキ
住所:330 Royal Hawaiian Ave., Honolulu, HI 96815
営業時間:10:00~23:00
休業日:年中無休
電話:(808) 931-2700
HP:www.dfshawaii.com