ハワイロード

「とんかつ玉藤」ハワイ進出へ

■12月にも海外初出店■

 熟成豚カツで知られ、創業昭和27年の北海道・札幌の老舗専門店「とんかつ玉藤」が、今年12月をメドに、ホノルルに進出することを計画している。日本食ブームが続くハワイで、ワイキキには数軒しかない日系豚カツ店が盛況で、日本人観光客や日系人も多いことから需要が見込めると判断。オアフ・ハワイ両島に3年以内に3店舗を出店する予定だ。

 とんかつ玉藤の自慢が熟成豚カツ。豚肉を低温で18日間熟成させ、うま味と柔らかさを最大限に引き出した最良の肉の状態へ。生肉状態で最低2.5cmという厚さに切り分け、挽き立ての生パン粉で包み、大量の油で揚げた肉汁たっぷりの豚カツとなっている。

 運営するのは、企業給食受託大手の「どうきゅう」で、札幌では炭火焼肉の牛角や、ドトールコーヒーのフランチャイズ店も構えている。近く、約80万ドルの投資額中、資本金約30万ドルの現地法人をハワイに設立。どうきゅうから出航する社員と現地採用スタッフで新店舗を運営する見込みという。

◎とんかつ玉藤

HP:tamafuji.do-kyu.com