■カラカウア通り沿いのワイキキ・ビジネスプラザ■

　ファスト・ファッションの先駆者でスウェーデンのアパレル・ブランド「H＆M」が2014年、ハワイに出店することが21日までに明らかになった。場所はワイキキのメインストリート、カラカウア通り沿いにあるワイキキ・ビジネスプラザ。道の向かい側にある、競合ブランドのForever21を意識した出店と見られている。オープン予定は来年だが現在、同ビジネスプラザに店舗を構えているスワロスキーなどに移転を促す打診がある、という。

　構想によると、同ビジネスプラザの3フロアを占め、広さは約31,000平方フィート（約2,880㎡）と計画されている。商品はメンズ、レディースはもちろん、アクセサリー類、下着、スポーツウェアも取り扱う予定。約90人の従業員を雇い入れ、大規模な出店となる見込みだ。ちなみに、カラカウア通り沿いに出店するコストは１平方フィートで、アラモアナセンターの2倍、カハラモールの3倍とされている。

　リーズナブルな価格帯でありながら、ファッショナブルで流行を取り入れた洋服から、世界中で人気のH＆M。今では、欧州、北米、アジアを中心に2800以上の店舗数を構え、日本にも2008年から進出し、26店舗が営業中。そんなH＆Mは長年、ハワイへの出店が噂されていた。