年末年始はハワイ・オアフ島が首位に返り咲き
■海外ツアー問い合わせ前年比56%アップ■
大手旅行会社が「年末年始の海外パッケージツアーの問い合わせ件数」をまとめたところ、旅行先はハワイ・オアフ島の人気が最も高いことが2日までに分かった。問い合わせ件数は、前年比56%アップで、出発地別では東京が平均を上回っている、という。
人気旅行先のランキングでは、一昨年1位、昨年2位だったハワイ・オアフ島がシェア9.4%で首位に返り咲いた。昨年1位で一昨年2位の韓国・ソウルは、昨今の外交情勢を反映して上位10位から圏外へ。2位は、グアム6.6%、パリ6.1%、台北5.7%などとなっている。
方面別では、米国が124%アップ、欧州が109%増と倍以上の伸びを示した。そのほか、ハワイは69%アップ、ビーチリゾートが58%増、オセアニアが38%増え、アフリカ・その他は32%アップだった。尖閣・竹島問題もあり、身近なアジアは17%増に留まった。
旅行先で問い合わせ件数の伸びが最も大きいのはスペイン・マドリードで、大幅な231.7%アップ。次いでニューヨークが207.6%増、スペイン・グラナダが203.2%の増加となった。
出発地別では東京が61%アップの高い伸びを示し、大阪が44%増、名古屋が23%アップと好調。出発地ごとのシェアは東京が70.4%と圧倒的で、大阪が20.5%、名古屋が6.9%、その他が2.2%。
希望する平均日数は0.5日増の5.8日間。人気の高い日程は、前年が4日間であったのに対し6日間と長期化する傾向を示した。出発日は12月29日、帰国日は1月3日の人気が高い、という。