■米国外の空港では初設置■
成田空港の出発ゲートで電子機器を無料充電できる「充電ステーション」を、世界2位の大手航空会社「デルタ航空」がこのほど設けた。デルタ航空が使う第1ターミナルの第1、第2サテライトの出発ゲート付近に、110ボルトのコンセント6口とUSBポート2口がついた6台の充電ステーションを設置。米国外の空港で充電ステーションを設置するのは、成田空港が初めて。
デルタ航空では総額30億ドル(約2400億円)以上を投 じ、機材と機内整備、空港設備への投資計画を実施している。充電ステーションの設置もこの一環。米国内では、すでにアトランタ、ボストン、デトロイド、ロサンゼルス、ニューヨークなど20空港でサービス中。新たにデンバー、ダラス・フォートワース、ヒューストン、フィラデルフィア、フェニックスなど12空港で、年末までに充電ステーションを設置する。
上記投資計画で、デルタ航空では2013年から国際線インターネットサービスのほか、同年5月 のニューヨークJFK空港でのターミナル施設の拡充、国際線用ワイドボディ機へのフルフラットベッドシートの設置、短距離国際線へのエコノミーコンフォー ト座席の追加などに取り組んでいる。同社では、最近ではスマートフォンやタブレット型端末を 持って搭乗するケースが増えてきたことで、フライト前の充電設備を推進している。
◎デルタ航空
HP: ja.delta.com