■8億円投じ2013年5月から稼働計画■

「ハワイウォーター」で知られるトーエルは19日までに、8億円をかけて新商品で水からカルシウムなどを除去するピュアウオーター（純水）生産工場を米国ハワイ州に建設することを決めた。工場の場所は、アイエア市モアナルア地区。生産能力は、年間360万本（8リットルワンウェイボトル）を見込み、2013年5月から稼働する計画になっている。

海外初の自社工場を建設する同社は現在、ハワイから5ガロン入りボトルウォーター（約18.9リットル）を年間約200万本輸入し、日本国内向けに販売している。今後、日本における同社の配送エリア外の地域や東南アジア諸国向けに8リットルワンウェイボトルを供給する予定。

東日本大震災以降、飲料水の安全や備蓄意識の高まりから販売が伸びていることから、緊急時などでも安定供給できるよう危機管理としての備蓄強化のためハワイに建設することになった。宅配式で展開する飲料水事業も強化する。

■ハワイ工場

社名：TOELL U.S.A. Corporation
建設予定地：米国ハワイ州アイエア市モアナルア（Moanalua Road, Aiea）
投資金額：8億円（予定）
生産能力：360万本/年（8リットルワンウェイボトル）
稼働開始：2013年5月（予定）
HP:www.toell.co.jp