作家で歴史家だったケイン氏の遺作を展示

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作家で歴史家だったケイン氏の遺作を展示

■ロイヤルハワイアンラグジュアリーコレクションリゾート■

今年3月に他界した作家で、歴史家、ポリネシア航海協会の創設者のひとりでもあったハーブ・カワイヌイ・ケイン氏の遺作が21日、太平洋のピンクパレスの異名をとるロイヤルハワイアンラグジュアリーコレクションリゾート1階にあるモナークルームの壁に展示された。入場無料。

今年度歴史ハワイ財団(HHF)のカマイナイヤー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれたハーブ・カワイヌイ・ケイン氏。シカゴ在住当時、グラフィックアーティストとして働いている合間、ポリネシアのカヌーと航海の研究を始め、その後、ハワイに永住した。ハワイの歴史に付いて奥深く研究、調査した彼の集大成は、美術館やハワイの公共の場所などでも、数多く展示されている。

今回の展示作品は、ハワイ統一を目指すカメハメハ大王軍がカタマラン（双胴船）でオアフ島のワイキキに上陸する光景を描いたもの。ただ、ほぼ90％は完成していたが、あと一歩のところでハーブ・カワイヌイ・ケイン氏が亡くなったが、貴重な遺作として展示されることになった。志半ばだったことで、作品への署名もされていない。