シェラトンが世界中に50億ドルで新規開業と改装計画
■スターウッド・ホテル&リゾート・ワールドワイドが構想■
スターウッド・ホテル&リゾート・ワールドワイドは2013年までに、総額50億ドルをかけて世界中に「シェラトンブランド」での新規開業84軒と改装を進める構想をしていることが11日までに明らかになった。2013年までの3年間で、特にアジア太平洋地区に力点を置き、約25億ドルをアジア太平洋地区に配分。この計画案では、ハワイのモアナ・サーフライダーのダイアモンドヘッド・ウィングを新築ホテルとし、シェラトン・プリンセス・カイウラニの一部は取り壊し、今ハワイのトレンドとなっているタイムシェア・タワーとして新たに売り出す構想の見込みだ。
オアフ島の4シェラトン系ホテルを運営・管理しているスターウッド・ホテル&リゾーツ・ハワイは、これまでに何度か協議した結果、4ホテルのうち、シェラトン・プリンセス・カイウラニとモアナ・サーフライダーを大規模に改造するという構想を計画。特に、シェラトン・プリンセス・カイウラニはヒルトン、マリオット、アウトリガー(フェアフィールド)と続くタイムシェアへの一部転換は早くから噂になっていた。現在のプールや隣接地にタイムシェア・タワー(2ベッドルーム、240室)を建設し、モアナ・サーフライダーのダイアモンドヘッド・ウィングを新築ホテルとする模様だ。
ワイキキでは、アウトリガー系のワイキキ・ビーチ・ウォーク再開発や、ロイヤル・ハワイアン・センターの大改装、話題を呼んだトランプ・インターナショナル・ホテル&タワー・ワイキキビーチウォークが開業。加えて、シェラトンの構想が実現すればさらにワイキキが活性化するのでは、と期待されている。このほか、ヒルトンやウインダム系が新たにタイムシェア棟の新築・改装を予定するなど、ワイキキの地図がまた大きく様変わりしようとしているので、当分目が離せない。