11日は「キング・カメハメハ・デー」
■あす10日から各島で関連イベントを開催■
毎年6月11日は、1810年にハワイ全島を統一した「カメハメハ一世」の生誕と功績をたたえる「キング・カメハメハ・デー」で、ハワイ州の休日となります。今年は11日が土曜日のため、振替休日のあす10日から、オアフ島で「第95回キング・カメハメハ・セレブレーション」をはじめ、ハワイ各島でキング・カメハメハ・デーを祝うパレードやフラ・フェスティバルなど、様々なイベントが始まります。オアフ島を中心に、主なイベントをご紹介します。
カメハメハ一世は、1758年にハワイ島コハラで酋長アラパイの孫として誕生。アラパイの死後、酋長となったカメハメハは、92年にハワイ島を統一。当時、争いが絶えなかったハワイ諸島において、大砲などの先進的な武器を導入し、94年までにマウイ、モロカイ、ラナイ島を次々に手中に収めました。95年にはオアフ島に侵攻し、絶景と強風で知られる「ヌウアヌ・パリ」の戦いで圧勝。同年、マウイ島ラハイナに首都を置き、ハワイ王朝を樹立しました。その後、カウアイ、ニイハウの両島は戦うことなく支配し、ついに1810年にハワイ全島の統一を成し遂げたのです。
<第95回キング・カメハメハセレブレーション>
■カメハメハ大王像デコレーション・セレモニー
あす10日午後3時半から、ホノルルのダウンタウンにあるカメハメハ大王像前で、長さ5m以上のレイをカメハメハ大王像にかけて祝います。30分前から、1836年に創設されたハワイ王室音楽隊「ロイヤル・ハワイアン・バンド」によるコンサートのほか、フラやハワイアンミュージックのエンターテイメントも行われます。
■フローラル・パレード
11日午前9時に、イオラニ宮殿前からハワイのトロピカルな花々で飾られたフロート(山車)やハワイの伝統的な華やかな衣装やレイをつけたパウライダー(女性騎手)、鼓笛隊、ダンサーたちがワイキキまで練り歩きます。
■ホオラウレア
11日午前10時から午後3時まで、フローラル・パレードの終点となるカピオラニ公園で、ポリネシアの伝統文化や芸術、工芸品などを紹介するフェスティバルを実施。エンターテイメントやフードブースもあります。
◎キング・カメハメハ・セレブレーション
電話:(808) 586-0333
HP:hawaii.gov/dags/king_kamehameha_commission