JALが中部-ホノルル線の機材大型化
■需要好調で夏休み限定■
日本航空は7月20日から8月21日までの夏休み期間限定で、中部-ホノルル線の機材を大型化することを決めた。すでに7、8月にキャンセル待ちが出ており、供給を上回る需要があるための措置。
現在、運航しているボーイング767-300ER型機からエコノミークラス、ビジネスクラス合わせて65席が増加するボーイング777-200ER型機を使用する。ただし、7月27日、28日、8月4日、5日、8日、9日、10日の7日間と13日の復路については従来通りボーイング767-300ER型機となる。
同航空によると、東日本大震災の影響で4月は需要が落ち込んだが、5月以降は順調に回復傾向にあり、6月、7月はすでにほぼ満席に近い状況で好調という。
ちなみに、民間企業が運営するハワイ州観光局によると、4月の日本人訪問者数は東日本大震災による影響で、前年比23.5%減の6万3667人だった。5月も22~23%減の見込み。6月は多少回復しているがやはり15%減と予想されている。なお、市場はウェディングやハネムーンなどが好調。ただ、ファミリー層を中心とする夏の需要は、燃油サーチャージの値上げによる影響が懸念されている。