世界最大の「新ユナイテッド航空」サービス改善
■コンチネンタル航空との合併に伴い新サービス導入■
世界最大の航空会社「新ユナイテッド航空」は、コンチネンタル航空との合併に伴い、統一した新サービスをこのほど発表した。セルフサービス機能を充実し、エリートレベルのマイレージ会員と上級クラスの座席利用者を対象に空港での新たな優先サービスを設定。マイレージプログラムや空港サービスで新ルールや料金も共通化した。
セルフサービス機能では、両社のウェブサイトから各フライトチケットの購入や座席指定、運航状況の確認ができるようになった。主要空港では自動チェックイン機も共有化。空港での優先サービス「プレミアアクセス」では、専用チェックインカウンターや優先セキュリティレーンの利用のほか、優先的な搭乗や荷物の引渡しなどを含んでいる。
マイレージプログラム関連では、両社のマイルを合算してより簡単に特典航空券を獲得できるようになった。交換可能なマイル残高、エリート会員レベル、エリート資格対象の獲得マイル数などをウェブサイトに並べて同時に確認が可能。両社のエリート会員は、いずれの会社の予約課へも優先電話番号を利用できる。
空港サービスでは、国際線でチェックインの締切時間と搭乗開始時間を統一。上級クラスの座席利用者、エリートレベルのマイレージ会員、4歳以下の子供連れ家族を優先的に登場させるなどのサービスも共通化した。これらのサービスの大半はシカゴ・オヘア空港から導入し、今後数カ月をかけて順次、世界中の空港へ拡大する計画になっている。
機内食やスナックを有料で提供するフライトでは、新たにアジア風麺サラダなどの「チョイスメニュー」を導入。機内のドリンクメニューも共通化する。同日フライトの予約変更、空席待ち、同伴者のいない未成年者の対応、ペットの客室内受け入れ、特別サービスの追加料金などもルールと料金を共通化。空港内のロゴやデザインも新しいものに切り替えた。