■全日空は羽田―ハワイ路線開設の効果が顕著
年末年始(2010年12月23日~2011年1月5日)の国際線利用状況は、「ハワイ」路線などのリゾート路線が利用率85%を超える好調だったことが、日本航空と全日空の7日までの集計で明らかになった。
日本発の国際線をみると、日本航空の利用率はハワイ路線(4万4481人)が86.7%と好調で、グアム路線も75.3%を確保。ただ、提供座席数が前年同期比で28.4%減の20万111席、旅客数が31.3%減の16万898人、利用率は3.3%減の80.4%だった。総旅客数が伸び悩んだことは、ハワイ路線やグアム路線などの座席供給を45%減らしたことが要因とみられている。
全日空は、羽田―ハワイ路線を開設した効果が顕著に表れた。方面別の旅客数で、ハワイなどのリゾート路線(1万602人)が53.1%アップ! ハワイはもちろん、羽田の新規5路線は軒並み好調で、利用率の平均が85%を超えた。座席数は12.4%増の14万2432席、旅客数が0.2%減の10万2153人、利用率は9.1%減少する71.7%だった。